低ALP症に関するセミナー

低ホスファターゼ症(HPP)をご存知でしょうか。先天的にALP活性が低下する事で発症する疾患で重症例ではALP活性が殆どゼロに
近い症例が有り、多くの場合は胎児期・出生時に全身の骨の石灰化不良を起こします。その結果呼吸不全やビタミンB6依存性の痙攣
などを発症します。2015年にALPの酵素補充薬が発売される迄は予後不良の疾患でしたが、現在は生命予後が変化ました。
しかし、HPPは発症時期や症状・重症度が幅広いため、特に小児期から成人期の患者さんでは未診断の症例や診断の遅れが有る事が
報告されています。

今回のセミナーでは山内先生からは実際に小児基準値でアラート設定を行っている琉球大学病院のご経験をご教授頂き、濱田先生
からは低ホスファターゼ症の病態・診断・治療についてご講演頂きます。

大変ご多忙とは存じますが、是非ご聴講頂きます様お願い致します。 ➡ 詳細PDF

 

日時:2022年8月24日(水)19:00~20:20

開催方法:Zoomウェビナーを用いたWeb研修会 ➡ 申込URL

座長 愛媛大学医学部附属病院 検査部
副臨床検査技師長 菅野 和久 先生

講演 1「アルカリホスファターゼ(ALP)値の測定方法の変更と小児期の基準範囲設定について」
琉球大学病院 検査・輸血部 技師長 山内 恵 先生

講演 2「低ホスファターゼ症の診断治療について」
愛媛大学医学部附属病院 小児科 講師 濱田 淳平 先生